大山
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岡山大学惑星物質研究所(以下、「研究所」という。)は、地球惑星の起源、進化及びダイナミックス、生命の起源に関する研究を遂行することをその主要な目的とし、文部科学省から共同利用・共同研究拠点(2022年度より「惑星物質科学研究拠点」(以下、「拠点」という。)として認定され、国内外の地球惑星科学関連分野の研究者を対象とした共同利用研究制度を設けています。
本研究所は、地球惑星物質科学関連の共同利用研究(以下、「共同研究」という。)を推進するため、国内外の研究者を対象に、「国際共同研究・一般共同研究・設備共同利用・ワークショップ・インターンシップ型共同研究」の5項目について公募を行います。本研究所で行われてきた共同研究を発展させる提案だけでなく、これまでの研究と相補的な研究に関する提案や、拠点としての研究活動をさらに活性化させる提案、斬新なアイデアによる共同研究の応募を歓迎します。特に学術的に重要と認められ、かつ優れた成果が期待されるものを優先的に採択します。
1)国際共同研究:海外の研究組織に所属する研究者が、本研究所の教員と協力して、本研究所の施設、設備、試料、データなどを利用して行う共同研究。所外での利用を含みます。また、国内機関に所属する研究者が分担者として加わることが可能です。
2)一般共同研究:国内機関に所属する研究者が、本研究所の教員と協力して、本研究所の施設、設備、試料、データなどを利用して行う共同研究。所外での利用を含みます。
3) 設備共同利用:国内外機関に所属する研究者が、本研究所の設備を利用して行う研究。ただし、装置等の利用料金が発生します。
4) ワークショップ:本研究所が主催する共同利用研究推進のための具体的課題による国際または国内研究討論集会。開催場所は岡山大学またはオンラインを原則とします。
5) インターンシップ型共同研究:本研究所の教員が提案した研究プロジェクトを、国内外の研究教育機関に所属する学生が、本研究所の教員と協力して、本研究所の施設、設備、試料、データなどを利用して長期滞在で行う共同研究。
※共同研究(種目1、2)、設備共同利用(種目3)のいずれについても、研究内容によっては、来所せずに代行または遠隔操作による測定・分析が実施可能な場合もありますので、詳しくは、直接本研究所教員(以下、「担当教員」という。)にお問い合わせください。
※インターンシップ型共同研究(種目5)については別途公募を行います。申請資格、実施期間等も別途定めます。
※産学連携の観点から、企業の方からも本研究所の装置群を利用した共同利用・共同研究を別途、受け入れます。ご希望の方は、担当教員までご連絡ください。
共同利用可能な装置については、こちらをご覧ください。
申請資格者は、国内外の研究機関に所属する研究者またはそれに準じる者(学部4年生・大学院生を含む)とします。学部生・大学院生が研究代表者(以下、「代表者」という。)として申請する場合は、指導教員が研究分担者(以下、「分担者」という。)として参画し、かつ分担者になることを許諾することを条件とします。また、代表者が直接指導していない学部生・大学院生を分担者に加える場合は、学生の指導教員の許諾を得ることが必要です。
代表者1人の申請数の上限は、共同研究で1件、ワークショップで1件までです。なお、ワークショップ(種目4)は、本研究所の教員も申請資格を有します。
申請者は、申請時に所属機関の内諾を得て、担当教員と研究題目、来所予定期間、所要経費等の事項について、事前に打ち合わせのうえ、担当教員を分担者に含め、申請願います。
本研究所の研究領域、所属教員、研究の概要は、別に示す「岡山大学惑星物質研究所の研究部門、教員一覧」をご参照下さい。
申請の際は、申請書様式に必要事項を記入し、下記「提出先及び問い合わせ先」のE-mailアドレス宛に添付ファイルでご提出ください。
2025年4月1日(随時申請は採択日)から2026年3月31日までの一定期間です。継続する場合も採択は年度ごとに行います。
2025年1月31日(金)期限厳守
※緊急を要する共同研究については、随時申請を受け付けます。ただし、最終の申請書提出期限は2026年1月23日(金)(必着)とします。
共同利用・共同研究拠点運営委員会における選考結果に基づいて所長が採否を決定します。選考に際して、申請課題の公募目的への合致性、学術的重要性、研究計画の実行性、所要経費などの観点から総合的に審査します。特に学術的に重要と認められ、かつ優れた成果が期待されるものは優先的に採択します。また、規模の小さな大学や研究機関の研究者や若手研究者に配慮します。
選考結果は、2025年3月末までに通知します。
国際共同研究、一般共同研究について、装置等の利用料金は発生しません。一方、設備共同利用については、装置等の利用料金が発生します。利用料金等については、こちらまたは担当教員までご確認ください。
消耗品については、装置や利用状況によって、利用者による一部負担を求める場合がありますので、担当教員にご相談ください。
採択された課題に対して、旅費は原則支援しません。ただし、外部資金の獲得状況等により、旅費の支援を必要とする場合は、申請書に旅費支援を必要とする理由をご記入ください。ご記入頂いた内容を基に、旅費支援を審査し、研究所の予算の範囲内にて支援します(※1)。なお、次世代研究者育成の観点から、学部生・大学院生及び若手研究者 (2025年4月1日時点で博士学位取得後8年未満の者)を、優先的に支援します。
※1:本研究所外で実施する共同研究並びに設備共同利用及び随時申請に対しては、原則旅費を支援しません。
所定の「共同利用研究成果報告書」の様式に研究成果を記載し、研究期間終了後、すみやかに下記「提出先及び問い合わせ先」のE-mailアドレス宛に添付ファイルでご提出ください。提出締切は2026年5月31日とします。
提出いただいた報告書の著作権は惑星物質研究所に帰属するものとします。従って、以下の点にご留意ください。
1. 報告書はオリジナルのものであること(既に雑誌や講演要旨などで発表したものの写しは受け付けません)。
2. 報告書について著作権法上の問題が発生した場合には、著者の責任において対処すること。
提出いただいた報告書は、惑星物質研究所公式ウェブサイトで公開します。特許申請等の事情で公開を望まれない場合は、報告書の提出の際にその旨をお申し出ください。
当研究所において行った研究の成果を学術雑誌・図書・学会等にて発表するに当たって、謝辞等に共同利用あるいは共同研究である旨の文章を記載して下さい。英文の場合の参考例は次のとおりです。
1) This paper presents results of a joint research program carried out at the Institute for Planetary Materials, Okayama University, supported by "Joint Usage / Research Center" program by MEXT, Japan.
2) This study was performed using joint-use facilities of the Institute for Planetary Materials, Okayama University.
3) ______ was supported from IPM for Joint-Use Research.
また、公表された論文は、別刷(コピー可)等を「提出先及び問い合わせ先」に提出してください(PDFファイルでも可、別刷の場合は2部)。
共同利用・共同研究の成果として発明等が得られた場合は、当該発明に係る各研究者及びその機関の貢献度を考慮し、協議の上、その帰属等を決定します。
公募申請にあたり提供された個人情報については、関連法令及び国立大学法人岡山大学の保有する個人情報の適切な管理に関する規程に基づき厳重に取り扱い、共同利用・共同研究の公募申請及び成果の公表・報告並びに関連情報等の提供を目的に使用いたします。なお、公募申請時に提出された書類につきましては、採否に関わらず返却いたしません。
研究機器・試料・技術などを国外(日本国内に居住していない方)や外国政府や外国法人等の強い影響下にある国内居住の方へ提供する、あるいは海外の研究者と共同研究を実施するに当たって、岡山大学安全保障輸出管理規程に基づく手続きが必要となる場合があります。
研究所に来所される共同利用研究者は、不慮の事故に備えて傷害保険等に加入してください。学生は、共同利用研究開始までに、(公財)日本国際教育支援協会の「学生教育研究災害傷害保険」または同等以上の傷害保険に加入してください。
当研究所内にある、「三朝宿泊所」をご利用いただけます。ご利用については、担当教員と十分な打ち合わせを行い、来所期間等を決定して下さい。三朝宿泊所での宿泊については、2週間前までに担当教員又は「提出先及び問い合わせ先」までご連絡ください。
なお、共同利用研究者の利用料(1泊)は、洋室:1,600円・和室1,200円です。
〒682-0193
鳥取県東伯郡三朝町山田827 岡山大学惑星物質研究所 庶務担当
Tel: 0858-43-1215(代表)内線3706
e-mail: eee0502@adm.okayama-u.ac.jp